DIY

パチンコ液晶モニターの製作

*パチンコ液晶
アルに流用が出来ないかと、パチンコ液晶を改造したモニターを製作してみました。
今回使用した液晶は「海物語」等に使用されているSHARP製 7'Wide LQ070T5BG01(アナログRGB)と言う液晶です。(私はパチンコをしない為私自身どんな物か分かりません)
改造の方法に付いてはネットで検索すれば色々な改造方法が出ていると思います。
*製作工程 1 
京谷さんと言う方のHPを参考に、液晶側の入力部分、10KΩ部分をパスさせて、秋月で売っている、RGBコンバーターを繋ぎ映して見ました。

私は映像の関係に関してはさっぱり分からないので、初めモニターの入力側にコンバーターの75Ωの出力を繋いでいました、その場合入力機器の違いでモニターへの入力が安定し無いのと、色が綺麗に出ませんでした。
*製作工程 2
製作工程1の入力では、入力レベルが高すぎた様です。
(全体に白く色が出ていません)

色の濃さの調整用にR23、R24の47KΩの部分に50KΩの可変抵抗を追加したのですが、まだ色が出ず、R23、R24を取り除き100KΩの可変抵抗を付けました。

この後入力側を75Ωにすれば良い事に気が付きました。
*製作工程 3
コンバーターの入力を変更し、出力をHIにして明るさ、色合い、色の濃さを調整し無事綺麗に映し出す事が出来ました。

次に同じ入力機器で、数台の液晶を駆動する為に、やはり秋月の映像分配キットを組み立て、テレビとパチンコ液晶を同時に駆動出きる様にしました。
*製作工程 4
同時に駆動している画像です。

左横に見えるのが次回改造しようと思っている、「DVD CUBE+MPEG4」
と言う機器で、HDDやDVDが組み込め動画をTV出力出来る物です。
マスターのドライブしか認識できない為、HDDとスリムDVDを切り替えて使える様にしようと思っています。
持ち運びが出来る位小さいので車の中と自宅で使用出来そうです。
*製作途中
もう一台、CoCoNet液晶工房から出ている液晶自作キットを使い、15インチの液晶の製作してみました。
これもリアのダウンモニターにしようかどうしようか迷っています。

この液晶キットは色々なパネルに使用できます。
自宅のモニターもドライバーの壊れた液晶に、やはりここのA-200Kを使い修理した物を使用しています。
*中間コメント
今回初めてパチンコ液晶の改造をしてみましたが、非常に綺麗な画面で色々な部分に使えそうです

最近、物は出来ていてもアルファードに取り付けていない事が多いので、何とか取り付けをしたいと考えています。


パチンコ液晶モニターの製作 続編

*パチンコ液晶(LQ070T3AG02)
前回のLQ070T5BG01はとりあえず綺麗に写す事が出来たのですが、出来ればもう少し厚さを薄くしたいと思い、今回はLQ070T3AG02(アナログRGB)を改造してみました。
結構安く3,000円以下での購入が出来ましたので数台購入、テストの為にフラットケーブルを加工してすぐにテストをしてみました。
この液晶はインターフェース基板がLQ080T3AG01と同じです。
*製作工程 1
映りはLQ070T5BG01よりも綺麗で、秋月のRGBコンバーターのR23、R24部分での、色の濃さを調整式に改造しなくても十分な状態です。
しかし同期信号のタイミングの遅れがかなり見られ、画面が寄ってしまっていましたが、この液晶のインターフェース基板は良く出来ており、フラットケーブル端子の上側にあるH-POSで簡単に左右の調整が出来ます。
*製作工程 2 
映りのテストは完了したので、今回なるべく薄くコンパクトに仕上げると言うコンセプトですので、秋月のRGBコンバーターを別置きにする為、ジャンクで購入した8ピンのケーブルで12V、5V、R、G、B、S、-、を1本にし、引き込む為の端子の製作です。
結線をして製作したコネクターで確認をしてみました。
1メートル程伸ばしたのと全部の線が一緒ですのでノイズが心配でしたが、全然問題無く映りました。
*製作工程 3 
端子の部分はテストをした後エポキシ樹脂で固め、ケースとの固定をし易い様に加工しました。

後はケースのみとなりましたが、回路的には夜はコントラストを暗くする様にしようかと考えています。

今回の改造では「エレック・ランディーのホームページ」を参考にしました。

*中間コメント
私は今回「京谷さん」「ランディのパパさん」のHPを参考に、数台のパチンコ液晶を製作してみての、対処方法。

75Ωの終端抵抗は液晶の機種により入力方法(HIかLO)が違いますが、どちらの場合も秋月のRGBコンバーターを使う場合、RGBコンバーター側のJP2の75Ω入力、75Ωのバッファアンプを使用するかしないかで対応できると思います。
LQ080T3AG01とLQ070T3AG02は同じインターフェイス基板で、秋月のRGBコンバーターの入力側を75Ω入力、出力側も75Ωバッファアンプを使用して出力すれば問題ないです。
液晶側への入力信号が高い場合は色が出ず、全体に白く光った状態になります。

液晶の画面がちらついたり流れる等の症状は、同期信号が安定していないか、−側がきちんと接続されていない可能性が高く、半田付け等の結線がしっかりしていない場合に多いと思います。
基板に直接半田付けをする場合は、コネクタの端子(足)部分で半田付けするのも良いのですが、並んでいる部分を半田付けする場合テスト用のランド部分を使ったりして、きちんと結線をする事が必要です。
テストで映して見るだけでも、きちんと半田付けをしていないと本来の画像を見る事は出来ません。
私はテスト用にフラットケーブルを利用し簡単な基板を製作し、全ての配線を結線してみました。

左右に寄っているのは「京谷さん」のHPで詳しく解説されていますが、秋月RGBコンバーターの同期信号の遅れから来る物です。
LQ080T3AG01とLQ070T3AG02に関しては、液晶の裏側にあるH-POSを調整する事で簡単に対応できます。

これを見て改造をされる方は、液晶基板のデータシートと秋月のRGBコンバーターの仕様を良く見て、確認をしながら改造をしてみて下さい。

基本的にこの改造が出来るのはアナログ液晶のみで、最近のデジタル液晶に関しては、CoCoNet等で出ているインターフェース基板を使用しないと改造は出来ません。
この場合コストの問題が大きく、ビデオ信号が入力できるA-○○○K基本キットで9,980円します。
それも2005年3月末までの販売で今後Cシリーズに替わるようです。
金額がいくらになるのかが楽しみです。

*ケースの製作
映りに関しては問題は無い事が分かり、いよいよケースの製作です。
CADで図面を書き、NCとて加工で対応しました。
全体の厚さをなるべく薄くしたかったのですが、強度を持たせる為に裏側の板厚を3ミリとした事もあり、取り付け部分を除き、24ミリの厚さになりました。
モニタ部分は塗装のみとなりました。
*減光回路 1
昼間と夜の明るさを変えないと夜明るすぎる為、簡単な減光回路を取り付けました。

秋月のRGBコンバータの基板上にあるContrast調整のボリュームの片側の足を真ん中から切り、そこにリレーを使い自動車のイルミのプラス電源が入ると抵抗値が変わり、減光すると言う簡単な物です。
*減光回路 2
本当はBrightnessでの調整をしたかったのですが、根本的にバックライトの明るさが変わる訳では無いので、同じかと思いContrastでの調整で済ませました。
画像上にカーソルを移動すると減光された状態の画像を見れます。
画像ではかなりの差を付けていますが、夜調再度整をする必要があります。
映りも画像では詳しく分かりませんが、問題の無いレベルです。

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