DIY

イージークローザーの取り付け


どうしてもリアハッチのイージークロザーが取り付けたくていろいろ模索していました。

以前解体屋に行った時に、ルシーダ用のイージークローザーを取り外してきてありました。
そのコントローラーでアルファードのクローザーモータAssyが動かないかテストをしましたが、そんなに簡単ではなく、タイミングチャートが大切な事が分かりました。
但しこのコントローラーでも、マイコン部分のプログラムを書き換える事が出来れば使えそうでした。

クローザーモータAssyは既にあるので、コントローラーを購入して取り付ければ良いのですが、try&diyではこれでは面白くないので、つい違う事を考えてしまいました。

それと純正品ではない物が販売されているのは分かっていましたが、どうしても自分でやってみたいと思いました。

今回はコントローラーとモータAssyが同じ車体の物なら大丈夫だろうと、マークUブリットの物を取り寄せ取り付けです。

*クローザーモータAssy
左側がアルファード純正のクローザーモータAssy、右がブリットのクローザモータAssyです。
アルファード用はギヤとリンクが連動して締まる動作と戻る動作をします。

ブリット用はモーター側のギヤとリンク、車体側のリンクが別になっていて、締まる最後の所だけをモーター側のリンクが押す仕掛けです。
*緊急リリース回路
コントローラーとモータAssyを配線して机の上でテストをしたのですが、ミスで画像が無くなってしまいました。

とりあえず構造物部分を取り付けるにあたり、配線がまだなので開きません、そこで緊急用のリリース部分の穴を大きくして、リリース用モータのリンクが掛かるようにしました。
最終的に配線を変更して緊急用にしようと思っていたのですが.........。
*取り付け1
純正の物を取り外し、少し穴を広げ止める穴もずらす必要がありました。
後高さ、角度を変更する必要もありました。
一応ゲージを作り、飛び出しの高さ角度を測ったのですが、実際に取り付けて見るとかなり違いました。

穴を広げた部分と穴あけをした図です。(A4原寸大)クローザー.pdf
右クリックで、対象をファイルに保存しないと見れない場合があります。
*取り付け2
画面で言うと上側にかなり広げ、左右も片側2ミリ程広げ、ネジ穴に関してはブリットのクローザーに合わせあけなおしました。

ネジは取りあえずの物が付いています。

内側に8ミリのスペーサーを製作して嵩上げしてあります。
そうしないとストライカーに上に当たってしまいます。
*取り付け3
コントローラーを取り付け、バックドア内部の配線をした所です。

配線には後で保護シールドをしようと思います。

メイン電源はボディーコンピューターのパO-4番端子から取り出しています。
マイアルではヒューズも入っていて配線が無いだけでした。
*取り付け4
リリース用のリリース用のモーターです。
どんな物でも良かったのですが、丁度ルシーダから外してきた物がありましたので、とりあえず付けておきました。

リンクの鉄の棒は、長い物を丁度良い長さで90度に曲げ加工しています。(バイスで挟み叩いただけです)
*取り付け5
トヨタ純正ですし、クローズの仕掛けがアルファードと違う為、クローズ中のモーター誤動作で途中で止まってもリリースすれば何とかなりそうなので、バックドア内部にコントローラーは設置しました。

それと配線も外部から引く物は4本で済む為、この位置にしました。

(現在の簡易的な配線では2本で済んでいます)
*MPX−1の取り出し1
ボディーコンピューター上の「パT−22」番端子を、どうするか考えましたが、前側の端子を抜き手を入れる事にしました。
しかし一番右上の端子しか外れず、そのまま作業をしました。
手探りで「パT」のコネクターを抜き、
少し引っ張り出して、分岐コネクターで結線をしました。
結線自体は10分程で済みましたが、手が痛かったです。
*MPX−1の取り出し2
真ん中少し左に見える青いコードが取り出した線です。
画面コードが出ている部分の穴とその横の四角い穴があり非常に助かりました。

(結線は下側から手を伸ばし、画面コードの出ている穴からニッパーを入れコネクターを取り付けしました)

*配線の取り出し
太い黄色い配線がかなりじゃまでした。
ブリット用のコントローラーの場合、車速信号も使う為、スピードメーターの後ろから取り出しました。

この状態で結線をして動作させて見ましたが、クローズ動作はする物のオープン動作をしない。
1回クローズすると2回目は出来ない不具合がありました。
信号が来ていないのか、違うのか?
*簡易的な取り付け
クローズはするので、クローズする時だけ電源があれば良い、ドアが開いた時に電源が復活する。
この動作をする様にリレー回路を製作、回路的には室内のリアハッチ照明の所から電源を取り、MPX−Bを送り、その電源でメイン電源をリレーを駆動すると言う回路です。
ただメイン電源を落とすタイミングが、バックドアが締まってから数秒後でないと、クローザーモータの戻りがある為都合が悪い。
そこで遅延回路を製作、在庫(ガラクタの山)にタイマーICが探しても無かったので、今日はとりあえずコンデンサーで対応するとして、とりあえずあった4700uFを取り付けてみた。
タイマーICの物に来週交換しようと思う。

メイン電源用のリレーは、適当な物を見つけて取り付けた。

いざ開閉、遅延回路のタイミングも適当な割には丁度良かった。
取りあえずの配線を終わり駆動して見た所、クローズ動作の時にユニットがかなり左右に動くので、適当なステーで固定をしてみた。

ちょっとの事でこんなに変わるのかと思うほど、動きが止まった。
*収支報告
ブリット用クローザーモータAssy
                8,500円
ドアロックコンピューター 12,900円

後コネクター配線材が必要です。
*コメント
明日は家族で買い物に行く為、バックドアを元に戻さないとカミサンにばれてしまうので、今回取りあえずの配線と言う事で動作させた回路ですが、このままでも十分使えそうなので、しばらくしてから又作業をしようと思う。

最近の相互通信はかなり厄介な様で、この部分が解明されないと元々のコントローラーの動作をさせるのは難しいかも知れません。  課題です

クローザーモータAssyの取り付け、はベルトサンダー他工具があればそんなに難しくはありませんが、少しづつ削り綺麗に合わせる事が難しいかもしれません。
私もサンダーがすべり、ドアの内側の見える部分をを少し削ってしまいました。

バックドアを削ったりリスクがありますので、単純に純正品を購入して取り付けた方が無難だと思います。

それと電気的な知識が少しは必要です。

取り付けた次の日は家族で買い物に行きましたが、バックドアを閉める度にニンマリしていました。


*この配線の問題点
この配線の問題点としてはドアをロックしている時の安全性。
  カーテシSWを引いても、一回クローズ動作を最後までしてしまう。

現在のリリース用(オープン用のルシーダの物)のモーターでは、2回SWを引かないと開かない時がある。
(ソレノイドに変更する事で対応出来そうである)

クローズ動作が終了して、遅延回路の電源が切れる前にドアを開けてしまうと、次回は手動で完全に閉めなくてはいけない。(バタンと閉めるだけ)

リレーの接点が悪くなり溶着してしまうと、電源が入りっぱなしになる可能性があり、バッテリー上がりの危険性がある。
(サイドのドアほど開け閉めをしないのと、リレーの寿命がそんなに短くは無いと思うので大丈夫であろう)



配線の製作

1.専用コネクターと使用する線を用意します。
まずコネクターから端子を抜きます。


2.端子の大きい方のカシメをニッパーで起こし、根元でカットします。
細い方のカシメの部分の、出っ張りをつぶしてください。

3.交換する線材の太いカシメの部分を、カシメておきます。



4.線の被覆をはがした部分の上から半田ごてを当てて、半田付けをします。
端子の中に入らないぎりぎりの所まで半田付けしてください。
これで完成です。


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